本多弘美さんの収納術に学ぶ

収納の3原則

 自分の動きにあわせて収納を考えると良いことが解りました。さてそれでは具体的にどうすればよいのでしょうか。本多さんは実に明快な答えを用意していました。限られた空間を有効にしかも利便性を考慮した実用的な三原則です。収納するスペースについて

(1)高さ方向を見直す・・・・棚板を増やす。棚板の間隔に変化を付け(写真3_1)、様々な高さの収納物に対応させる。

(2)奥行き方向を見直す・・・可動式にして奥にあるものを取り出しやすくする。

(3)深さ方向を見直す・・・・机の引き出しのファイル(写真3_2)ように積み重ねると取り出しづらくなるものにクリップを付けて垂直に収納する。(写真3_3)

 この考え方にはもうひとつの利点があります。出し入れがスムーズになるため、将来にわたって乱雑になりづらいのでは。なるほど納得ですね。


改善のための着想12項目(参考)

 企業の生産・製造部門で改善を行う場合に、現状をどう変えてみたらよいかという着想の基本があるようです。モノを大きくしたり、裏返しにしたり、順序を入れ替えたりしてみてはというようなことだと思います。よりよい収納をめざすためのヒントになればいいのですが。

改善のための12項目