大型雑草

イエローインベーダー(3)

 秋になってもイエローインベーダーは侵入をあきらめてはいません。セイタカアワダチソウの花が終わりかけた頃今度は新手の登場です。高さ3mにもなりそうなキクイモはやはり北アメリカ原産の帰化植物。このキクイモは塊茎が食用になり、戦時中は非常食、現在では料理・健康食品として利用されているそうです。ただし、ジャガイモ(ナス属)の塊茎、サツマイモ(サツマイモ属)の塊根のようにデンプンは含有していません。咲きそろった写真を撮ろうとしましたが、なぜか花弁が綺麗にそろって開かないようです。
 ところで春の花の代表格タンポポですが、セイヨウタンポポは10月まで咲いています。これでは道産子エゾタンポポはたまったものでありません。次第に隅に追いやられているのが現状です。「憎まれっ子世にはばかる」とはこのこと。


 もうひとつご紹介するのを忘れていました。オオアワダチソウやオオハンゴンソウが咲き乱れる頃、安平町内の林の中で北海道と本州中部以北でみることのできる国産のハンゴンソウを見かけました。花は小さく直径2cmくらいで、植物学の分類ではオオハンゴンソウ(ルドベッキア属)と同じキク科ですが、サワギク(セネキオ)属に入ります。