植栽可能地域植栽適正地域


シンボルマーク

基本分類 耐陰性 鑑賞花木 開花季節
紅葉 カラーリーフ系 鑑賞果実 飲食用
道内自生種 雌雄異株 耐潮性 その他の特徴

特性による区分

  • 開花期:6月下旬〜
  • 成長性:△
  • 耐寒性:*
  • 耐陰性:○
  • 耐潮性:*
  • 耐湿性:△

用途による区分

  • 公園樹:○
  • 街路樹:×〜△
  • 記念植樹用樹木:○
  • シンボルツリー:○
  • 庭園背景樹:○
  • 生垣、目隠し:×〜△
  • ボーダー:×
  • 根締め:×
  • その他:*

ヤマボウシ

*

Cornus kousa

コルヌス コウサ

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分類

ミズキ科。ミズキ属(ミズキ属を細分化して、ヤマボウシ属(Benthamidia)として扱う場合もあります。)

原産地

北海道を除く日本各地、朝鮮、中国

標準区分

落葉性、高木性、広葉樹

特徴・性質

 ヤマボウシは花が咲いたときに、その独特の形にまず魅了されます。といっても花と思っている外側の白い花弁状のものは、総苞片(花序の部分にある葉の変形したもの)と呼ばれ、中心部にある淡い黄色の集合体が、本当の花です。北海道では6月下旬から7月にかけて開花しますので、春の花木が一段落したころ、涼しげな姿を見せてくれるのも魅力のひとつです。

 果実は熟すと赤くなり、イチゴのようにも見えます、果肉は柔らかく甘く、食べられます。花、果実とともに見逃せないのが、秋の紅葉で、ヤマモミジとはひと味違う趣があります。通常でも横枝が出やすく、こんもりとした形となるので、シンボルツリーなどとしても利用できます。

育て方の注意点

 株立ちの樹形も楽しめます。やや横に広がっていく性質と、自然成長では10mとかなり大きくなるので、庭などに植裁の時は十分なスペースを確保したいものです。半日陰下でも生育できますが、花付きや、花色がやや悪くなります。

 乾燥を嫌うので、根元に西日の当たらない場所を選ぶとよいでしょう。風通しが悪いとうどんこ病が発生することがあるので混みすぎた枝を間引いたり早めの防除を心がけます。早春の強剪定は避け、初夏から初秋にかけて行います。病害虫は、ややウドンコ病の発生が見られますが、全体としては、非常に扱いやすい樹木です。

補足説明

近年道内でも人気のある花木で、名前は総苞片の形が白いずきんを被った山法師を連想することに由来し、山法師とは山奥深く自然を尊重しその営みに身をゆだねて生きている賢者を意味するそうです。英名は「ジャパニーズ・ドッグウッド(Japanese Dogwood)」、樹皮の煮たもので犬を洗うと、皮膚病に効くことに由来するそうです。

園芸品種

 自生種のほか実生選抜された赤花の「サトミ」「ベニフジ」、多花性の白花種「ミルキーウェイ」などが知られています。

ヤマボウシ

ヤマボウシと紅花のヤマボウシ「サトミ」
注意

よく混同される近縁のアメリカヤマボウシは耐寒性に乏しく、開葉に先駆けて花が咲き、総苞の先端がくびれているので容易に区別できます。

なお、アメリカヤマボウシは、別名:ハナミズキといいますが、アメリカハナミズキという呼び名は正しくありません。