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北海道大学のポプラ並木も被害を受ける

台風で倒れた木の移植作業


当初、200トンクレーンを使用。旋回して植える場所に投入するには危険と判断されたため500トン(道内には2台しかないそうです)を手配する。このため予算は大幅に超過!?
(担当者によれば、200トンで可能な方法があったのではとのこと)



植え穴に設置する直前に根鉢に巻いたベルトをはずさなければなりません。そのときに必要になる「しかけ」がこれです。吊り上げた樹木の安定も兼ねています、



幹の直径が約1mもあるポプラを吊り上げる。いかに大きいかがわかります。
移植対象となった木の樹高は当初35m、剪定によって20〜25mに切り詰められました。




歯抜けになった並木と作業現場



鉄骨で組み立てられた一辺が6mの容器のなかに慎重に投入する。


 通常の移植ならば決して適期とはいえない時期の作業ですので、担当された方は大変神経を使われたことと思います。倒れた後、水をかけて養生したとはいえかなり体力を消耗しています。人工的に掘り上げたのではないので根鉢の大きさ・形状に問題があるため強剪定した後に全体をジュートで幹巻きして最善を尽くされました。ただ技術的なことで少し疑問が残ります。ひとつは埋め戻しに使った用土のこと。弱ったポプラがいち早く回復するためにはできるだけ早く発根させる環境が大切なのは当然のことで、保水性、排水性にも効果のある火山礫などを根鉢周囲にどれだけどのように投入したのでしょうか。もうひとつは鉄骨で組まれた容器の周囲が金網のようなもので囲われているため、将来無事に根が発育したときに障害にならないのでしょうか。移植作業そのものよりも値段が高そうで牢屋のような容器で固定されているポプラを思うとやはり割り切れない気持ちになります。なにもここまでして・・・と。



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