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第1回 オリーブの植え付け
昨年11月に植えられたオリーブは露地ものであったこと、室内公園の環境になじめず傷んでしまいました。そこでこの春に再度植え直しとなりましたが、安全を期してルートコントロールバッグという容器に入った苗を用意しました。 ■植え穴を掘る ■苗木の状態 ■容器の周囲を切る ■根の状態 ■植え込み後の水やり ■ウッドチップを敷き直す
苗木の鉢の大きさとくらべ直径で50%ほど大きく、深さは5cmほど深く穴を掘り、穴の底には水はけを考慮してバーミキュライト、パーライト、黒土、粒度を整えた火山レキ、完熟堆肥を混合した用土を敷きました。
コントロールバッグという水を透過する材質の容器に入れられた苗は、容器ごと土中に埋めて養成しています。そうすることで夏でも出荷が可能になったのです。ただ長期間埋設しておくと根が容器の縁を回り込み(ルーピング)、活着に悪影響を及ぼすので注意が必要です。
カッターナイフを使って容器の壁を切り裂きます。
容器を取り除いたところ。若干ルーピングしていますが、この程度ならそのまま植え付けても大丈夫です。気になったときはハサミで根を少し切り取るか、根鉢の底と周囲の壁に切り込みを入れ発根を促します。
苗木の地際は植え込んだ際の地面と同じくらいの位置にくるように置き、先ほどの用土で鉢の周囲を埋めていきます。このとき鉢の周囲と埋め戻した用土との間に極端な隙間ができないようときどきシャベル、棒または手で軽く突いていきます。
完了したら鉢の周囲に何回かに分け徐々に水をかけ、落ち着かせます。
もともと敷いていたウッドチップを戻し、用土への給水、仕上がり地面の状態を確かめるためもう一度水やりします。