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北国のオアシス

屋外の寒さとは無縁の世界

 11月も後わずかとなり、ここ岩見沢でも6センチほどの積雪がありました。いよいよ室内公園の本領発揮の季節です。公園内には通年、バラを楽しんでもらおうと、丹誠込めて養育されたバラが咲き誇っています。カラフルな色合いのバラのなかには、最近のガーデナーの皆さんに好まれているパステル調の園芸品種もみられます。そのひとつ「ジャスト・ジョーイ」をご紹介します。こうした淡い色調は飽きが来なくソフトな庭の演出にも一役買ってくれるものと思います。



杏(アプリコット)色が美しい「ジャスト・ジョーイ」


■ Rosa 'Just Joey' のこと

 イギリスの栽培家 Roger Pawsey の奥さんの名前 joanna にちなんで命名されたハイブリッド・ティーローズ。葉は濃い緑色で淡いアプリコット色ないし銅色帯びたオレンジ色の鼻には芳香があります。1972年、イギリスのCants(カント)によって紹介されました。
この園芸品種は下記園芸品種の交配によって作出されました。

R. 'Fragrant Cloud' x R. ' Dr. A.J. Verhage'

耐寒性の指標、ハーディネスナンバーは5

 芝生のなかに植え込まれた樹木はこの一年間順調に育ち、無加温ながら過ごしやすい室温となっていることから、本州ではこれから咲き始める予定のサザンカや早春のツバキがもう花をつけています。花木たちもやっとここの環境に順応したようです。
 大きくなった「ゴルドクレスト」にクリスマスの飾り付けをして、ミニコンサートでも開催してはいかがでしょうか。北国の冬をリッチな気分で過ごしたいものです。



季節はずれのタイサンボクの花


ヤブツバキが咲き始めました



色鮮やかな冬の花木サザンカの花


 ひとつ残念なお話をしなければなりません。芝生の上で子供たちが遊んでいる場面はほほえましいのですが、あるお子さんがジュースをまき散らしたことによって、芝生が傷み修復に大変苦労されています。お子さん連れの親は常日頃「しつけ」を通して公共の場所でのマナーを教える義務と責任があります。主に市民の血税によって維持されていることを肝に銘じて利用して欲しいですね。こうしたことが頻繁に起きると入場制限や飲食物の持ち込み禁止など結果的に利用者である私たちにも影響することになりかねません。
 これから厳しい寒さとなり、室内公園の利用が増えてきます。ただ花を観賞するだけでなく、そうしたことが起きないよう利用者全員が考えなければならない時期でもあります。



完全に回復していない傷んだ芝生(曲線状にジュースをまいたと思われる)



有限会社 川原花木園