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北国のオアシス

キンモクセイ開花

 

 昨年11月に植えられた室内温室の樹木で最後まで気をもませたのがキンモクセイです。新芽が動き出すのが遅く、その数も限られていてどうなることかと心配していました。移植した時期と室内の環境が複雑に影響していたのだろうと推察していますが、その理由はよく解りません。先日、本州に出張した際にキンモクセイが満開でほのかな甘い香りが漂っている体験をして、室内公園のそれが気になりました。
 帰宅した翌日に早速、公園を訪ねてみると先生が、にこにこしながら「やっと咲いたよ。新聞社も来てくれてね。」つまり本州と同じ時期に咲いたことになるわけですね。秋に開花するので温度だけではなく日照時間と関係があるのかも知れません。今年は頂上付近しか花を付けませんでしたが、来年は写真のように樹木全体が花で覆われることを期待しています。







 ところで現在無加温になっている室内公園内のハナミズキが見事に紅葉しています。やっと室内公園の環境に適応し始めたと思いますが、さてもう少し寒くなると暖房によって室温が上昇するとどうなるのでしょうか。その答えは分かりませんが、一旦休憩した後、本州の屋外より早く3月に開花するのではと想像しています。もしそうだとするとこれから彼はこのサイクルで営むことになるのでしょうね。



有限会社 川原花木園