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常緑広葉樹などの樹木搬入
この室内公園にはいろいろと条件があり、冬でも鑑賞できるバラやライラックの花木を時期をずらして開花させ展示すること。これらは大きなプランターやコンテナ、鉢に入っており花が終わると次々と交換することになっています。また芝生の中に常設する樹木にはヤシやソテツなどの熱帯植物の導入はできないので、温帯地方で育つ常緑広葉樹などに的が絞られました。 造園担当の業者さんが中型のバックホーを室内に入れ、手際よく到着した樹木を搬入し、翌日には全部を植え付け完了しました。
とにかく容積の大きい温室内ですので小さくては存在感がありません。そこで出来るだけ大きいサイズとし、しかも地域の人たちが憧れや親しみのある種類から選定することになりました。ただしスペースがもったいないとばかりに沢山の木を詰め込んで過密にならないよう将来を意識して数を制限しています。導入された樹木の種類については時期が来ましたらリストアップすることにします。
さすが人力で運ぶのは無理な重さです。
所定の位置に運ばれた樹木
斑の美しいギンマサキとキンマサキ
一番大きいのがタイサンボクで高さ5mあります。
室内用としてはかなり大きい樹木です。室内の広さと高さがあるため物足りないくらいに感じますが、成長する将来を考えればこのくらいで十分ではないでしょうか。
高さ3mを越える樹木についてはグラウンドサポートといって地下部分に埋設した金具で根鉢を固定して支える方法がとられています。屋外と違って風にあおられる心配がないのでそれ以下のサイズのものには支柱は取り付けていません。室内で街路樹のような二脚鳥居支柱を使ったのでは野暮ったいでしょうから。