北国の気候

雪のお話し

乾雪と湿雪

 気温がマイナス(氷点下)のときに降る雪は一般的に乾雪(かんせつ)といって、積もっても息を吹きかけると飛んでしまうくらい軽く、粉雪(こなゆき:パウダースノー)であることが大半です。水分が少ないためスキー板に付着することがないのでスキーに適した雪質と言えます。これに対して水分を含んだ雪は湿雪(しっせつ)と言って重いだけでなく手に取って固めると簡単に雪玉をつくることができるので、雪合戦には好都合です。また、雪玉を核にして転がすと簡単に雪だるまができるので、子供たちには湿雪の方が扱いやすいことでしょう。

 

 北海道では地域によっても異なりますが、厳寒地では12月後半から2月下旬にかけて乾雪であることが多く、その比重は0.05〜0.08くらい。本州の平地では気温が高いため湿雪となりやすく、山形などでは比重が0.1以上となるようです。次のグラフは岩見沢(北海道)と山形(山形県)における月ごとの比重を示しています。なお、グラフの右目盛りはその月の平均気温です。

 

雪の比重

 

 北海道では降り積もった雪の下層は、後から積もった雪の重さで押しつぶされ比重の大きい乾雪となります。この雪は湿雪と同じように比重は大きいのですが水分が少ないので、雪祭りに欠かせない雪像づくりの際、雪のブロック(固まり)同士をつなぎ合わせることができません。そこで接着剤として別な雪をバケツの中に水を入れて浸したものを使います。これも北国ならではの知恵と言えます。