アメリカホドイモ(2002.8.17)

白井さん(岩見沢市)の庭にありました。草本性で花は綺麗ではなく褐色帯びた紫色で落ち着いた色合いです。地上部は初冬には枯れますが、夏には写真の通り高さ3m以上に達します。お話ですと、根茎は小さなソーセージが繋がった形をしているとか。


アメリカホドイモ

アメリカホドイモ(マメ科ホドイモ属:Apios americana)
英名:ポテト・ビーン,インディアン・ポテト,グラウンド・ナッツ

 蔓性の多年草。原産地は北アメリカ北東部からフロリダ半島にかけて。花は8〜9月に開花します。明治の中ごろ帰化したそうです。本道では白老町にて発見されたという記述が最も古く、今でも胆振管内にて見ることが出来ると言われています。かつて中国では地中にできる塊茎が鈴成りになる様をみてこれを馬鈴薯と呼んでいたそうですが、日本には誤って伝わりジャガイモのことを馬鈴薯と呼ぶようになったそうです。ジャガイモと比較するとカロリーは約3倍、鉄分は4倍、カルシウムは30倍含まれる栄養豊富な植物らしく本州のある村では特産品にしています。

 ミャンマーでは食用として消費される油の95%がヤシ油ですが、ほんの一握りの健康に気を使う人々や金銭的余裕のある人々が、家庭用に高級輸入アメリカホドイモ油を使っているといいます。

 これに対してホドイモ (Apios fortunei)という同属の植物があり、北海道にも自生しています。花はアメリカホドイモとは異なり左右非対称な形となりますが、地下茎のところどころにできた塊根は同じく食用になります。なお属名アピオス(Apios)は根茎が西洋梨(Apion)に似ていることに由来し、和名のホドとは「塊状の〜」を意味するそうです。

アメリカホドイモの花アメリカホドイモの葉

植物名は笠さんより情報をいただきました。ありがとうございます。


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