アリア ナナカマド?(2005.10.14)

 数年前から名前が分からない木があります。樹高は現在6m程度、病院の庭に植えられているものです。春の新芽が出る頃は銀白色の毛に覆われ、遠目にも真っ白に見えます。先日ようやく実の写真を写しましたが、紅熟するのか黒熟するのかまだ不明です。


 ナナカマドの仲間にウラジロノキというのがありますが、これは葉の鋸歯が深くないのです。外国の図鑑ではホワイトビームというのがかなり近いのですが、はたしてこんな木が導入されているものなのでしょうか?ナナカマド属で、Sorbus aria というヨーロッパ産の樹木です。

http://www.ucd.ie/plantmat/sorbusar.htm

 ナナカマドよりもはるかに魅力的だと思いますが、こんな木がはたして道内の他にもあるのでしょうか?場所は藤野生協の向かい側、十五島公園のバス停の前の病院にあります。何か情報があればお願いしたいところです。(札幌市 Rさん)

アリアナナカマド

写真提供:R氏、右下は左下の拡大写真

 S. aria 'Lutescens' または S. aria 'Decaisneana' (こちらのほうは、葉がデカイ!(笑))ではないかと推察しますがいかがでしょうか。

 当社にも古くからそれらがありますが、事情があって8年ほど前に岩見沢から早来に移植してから寒さが厳しいため元気がなく弱っています。(現状は3〜3.5mで大きくなっていません)実は赤くなりますが、紅葉はしなかったと思います。

 選抜された園芸品種だけあって春の芽吹きは確かに鮮やかに白く、増殖を考えていましたが毛虫が付きやすく諦めていました。写真の木は元気がいいですね、岩見沢にそのまま植えていたら今頃は相当大きくなっていたことでしょう。(管理人)


 私の持っている外国の樹木の小さなポケット図鑑程度のものにも、White beam(S.aria)でのっていますね。他の子供向きの図鑑みたいなのにものっているので、かなりオーソドックスな緑化樹なんでしょうね。園芸品種も色々あるようです。

 その図鑑には赤い実は美しいがすぐ鳥に食べられてしまうようなことが書いてあります。もしそうであれば、あまり観賞期間がなく、注目されにくいのでしょうか?藤野の個体は赤い実の時期に結構目立つのでしょうかね。見に行ってみたいです。


 いいものであれば公園でも植えてみたいですが、虫害がひどいのであればちょっと大変かもしれませんね。(札幌市 Wさん)


 偶然ながら土曜日にそちら方面に用事があったのでみてきました。実は少し赤く色づき始めていましたね。断言できませんが幹の肌、葉の色合いからして、園芸品種ではなくS aria の基本種ではないかと思います。(管理人)

アリアナナカマドの実アリアナナカマドの実


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